
- 会社名
- 株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ
- 所在地
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-3-12 KEWPSビル2階
- 資本金
- 1,000万円
- 事業内容
- ・介護事業全般
・システム開発事業
・介護職向け求人サイトの運営
- 設立
- 2008年7月
- ビジョン
- 介護業界No.1!
- 売上
- 2012年6月決算 5億2,000万円(予定)
2011年6月決算 3億8,000万円
2010年6月決算 2億7,000万円
- 株式公開
- 非公開
- 採用計画
- ●2013年度新卒採用 10名(予定)
●2012年度新卒採用 5名
●2011年度新卒採用 1名
- URL
- コーポレートサイト
http://www.careritz.co.jp/
サービスサイト:ケアリッツナビ
http://www.careritznavi.com/
- 企業キャッチ
- 介護業界No.1を目指す!世界で一番信頼される介護会社を目指す!


- 1979年生まれ。東京都出身。
慶應義塾大学卒業後、大手メーカー、ITコンサルティング会社を経て、2008年7月に「株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ」設立。新しい介護のあり方を模索する。


株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ:宮本 剛宏社長「『介護業界に変革を起こす。』人材とITで業界NO.1を目指す」
東京都内9カ所に事業所を構え、訪問介護サービスを提供する「ケアリッツ・アンド・パートナーズ」。異業種から介護事業に参入し、毎年着実に業績を伸ばしてきた宮本剛宏社長に、成功の秘訣(ひけつ)を聞いた。
―事業概要は?
- 宮本:
- 主要事業は在宅介護サービスです。訪問介護、居宅介護支援サービス、福祉用具の販売・レンタルを行っています。訪問介護サービスではご利用者様の自宅に介護スタッフを派遣し、身体介護や生活援助といったさまざまな介護サービスを提供しています。現在は在宅サービスに特化していますが、今後2〜3年のうちに施設サービスも展開していく予定です。また、介護事業とITサービスを融合した新事業にも取り組んでいます。介護求人サイトの運営と介護福祉の人材サービスを企画しており、求人サイトは間もなくオープンする予定です。介護サービス会社は小さな会社が多く、コストが高い大手求人サイトでは募集できないので、主にハローワークで求人を行っています。必然的に転職希望者は最も求人件数の多いハローワークに行くことになります。しかし、それでは職場情報も少ないし不便でしょう。そこで、前職のITベンチャー企業での経験やノウハウを生かし、介護専用の求人サイトを作ることにしました。介護事業を行っている会社自らが介護求人サイトを運営することで、よりスムーズに人材の募集や採用が行えると考えています。
―以前から介護事業に関心があったのですか?
- 宮本:
- 実家の会社を後継するつもりだったので、経営にはもともと興味がありました。介護に関心を持ったのは、07年に起きた当時介護業界で大手だった会社による不正事件がきっかけです。その時の事件の内容に深い衝撃を受けました。それと同時に自分ならもっと別のやり方で、介護スタッフの方にも、お客様にも喜んで頂けるサービスが提供出来るのではと考えました。しかし、異業種で働いた経験しかない私にとって、介護は全く未知の世界。そこで、自分なりに業界の構造を一から勉強するため、介護従事者100人以上にヒアリングを行い、さまざまな問題点を洗い出し、「この業界に今、必要なものは何か」を深く掘り下げて結論を得ました。1年近くじっくり準備を整えたうえでの起業でしたので、会社設立後は比較的スムーズに動き出すことができました。前職がITベンチャー企業だったのですが、そこの社長から経営技術をはじめ多くのことを学んだことが、大きな自信につながったと思います。
―成功の秘訣は?
- 宮本:
- 訪問介護事業に特化し、営業に力を入れていることでしょう。介護の世界では、これまでほとんど営業というものが行われていませんでした。介護はボランティアの延長のようにとらえられている面があり、「営業」そのものに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。しかし、上質なサービスをより多くのお客様に提供するためには、エリアにおけるシェアの拡大は必須条件です。私は前職が営業職だったので、営業の大切さを身にしみて知っています。特に弊社のようにできたばかりの小さな会社では、存在を知ってもらうことが何よりも重要です。存在を知ってもらわない限り、どんないい仕事をしていてもお客様には届かないからです。そうした地道な営業を続けてきたことで、創立以来、着実に顧客が増加し、売り上げも伸びています。より多くの方々に自分たちのサービスを届けられている証拠だとうれしく思っています。
―個人の家を回って、飛び込み営業をするのですか?
- 宮本:
- いいえ、そうではありません。介護サービスを受けるには、まず区役所などに申請をして要介護認定を受け、ケアマネジャーにケアプランを立ててもらわなければなりません。ケアマネジャーは、高齢者の病状や障害などを個別に見て、どういった介護が必要かを判断し、具体的なケアプランを立てます。つまり、ケアマネジャーが介護サービスの選定に大きな影響力を持っているということです。ですから、私どもの営業訪問先はもっぱらケアマネジャーが所属する事業所になります。営業区内に100人ほどいるケアマネジャーに営業をして、訪問介護が必要だと判断された人たちに紹介・あっせんしてもらうようにしています。そこでより良いサービスを提供し、ケアマネジャーからの信頼を得てきたことが、顧客増加に繋がっていると考えています。
―御社の強みは?
- 宮本:
- 「質の高い人材」と「IT部隊」だと思っています。まず「質の高い人材」を確保するため、同業他社より高い給与体系を設定し、求人募集にも投資を惜しんでいません。必然的に多くの希望者が集まり、その中からより質の高い人材を採用することができています。また、採用後の育成にも力を入れています。寝返りを打たせたり、ベッドから車椅子に移動したり、オムツを交換したりといった作業や、介護する上での心構えなど、技術と理念の両面から研修・講習を行っています。つぎに「IT部隊」についてですが、弊社にはIT業界出身者が多く在籍しています。介護業界はいまだに情報を手書きファックスでやり取りするなど、IT活用が遅れています。他社に先駆けて積極的なIT化を図ることにより、効率的でスピーディーに仕事ができる体制を整えています。例えば勤怠管理や情報共有などの社内業務に独自のシステムを導入しています。業務の効率化により、ヘルパーさんの稼働率が上がります。それが増益につながり、ヘルパーさんの待遇改善にまでつながる、という良いサイクルが生まれています。
―この仕事のやりがいは?
- 宮本:
- 経営者としてのやりがいは、この業界はまだ歴史も浅く寡占市場ではないので、後発企業の我々でも業界トップを狙えること。今後20年間は高齢者人口が増えますからマーケットとしての魅力は高く、会社としての未来は明るいと思っています。高齢者が減り始める20年後どうしていくか、先の戦略を練るのも楽しいですね。現場のスタッフとしてのやりがいは、ご利用者様やその家族から直接「ありがとう」の言葉が聞けることです。私自身も創業以来、オムツ交換から入浴介助まで、様々な介護の現場で働いており、今でも現場に出ています。前職までと違い、じかに反応が返ってくる喜びは、この仕事をするようになって初めて知りました。
―では逆に、この仕事の難しさは?
- 宮本:
- この業界全体の体質ですが、スタッフがなかなか定着しにくいことでしょうか。介護はボランティア色が強く、他業種に比べて給与水準も低いのが現状。介護報酬の見直しなど少しずつ改善は見られますが、地味な肉体労働なので、決して恵まれた職場ではありません。目的意識の低い人は続かないでしょうね。中高年のスタッフが多く、若手が少ないのも問題です。「介護=キツそう」というイメージがあって敬遠するのかもしれません。私もそう思っていましたが、実際にやってみると意外にも、若くて体力のある人間にとってはさほどきつい仕事でもないのです。1日5〜6件を自転車で回りますが、一度もつらいと感じたことはありません。若くて健康な方ならきっと無理なく継続できると思いますよ。
―具体的には、どんな人材を求めていますか?
- 宮本:
- 会社の成長に伴って、自分自身も成長したいと思える人です。「自分はこうなりたい」という目的意識があれば、自分から勉強するし、他人の意見にも素直に耳を傾けられる。それに多少のことがあっても乗り越えられると思います。また、介護はチームで対応していく仕事なので、協調性があってチーム全体の成果を考えられる人がいいですね。聞き上手な人なら、なお最適です。介護では利用者や家族の弱音やグチを聞く場面がたくさんあります。時にはクレームまがいの苦情も来ます。そうした時、ただ黙って聞いてあげるだけで、相手は随分落ち着くものです。介護技術よりもコミュニケーション能力の方が、この仕事には大切だと思います。やる気のある若い人が、どんどん入ってくれるといいですね。
―今後の展望は?
- 宮本:
- まずは東京制覇ですね。2013年までに訪問・居宅介護事業を30事業所まで増やします。さらにデイサービスや老人ホームなどの施設事業の拡大を目指します。そして介護業界で働く人、サービスを受けるご利用者様の双方が幸せになるよう介護業界をけん引していけるような存在になりたいですね。
―本日はどうもありがとうございました。















