
- 会社名
- 株式会社NAC
- 所在地
- 〒141-0031
東京都品川区西五反田3-12-14 東京技販ビル
- 資本金
- 350万円
- 事業内容
- ・コンピューターグラフィックスの受託制作
・コンピューター、ゲームソフトの企画開発 等
- 設立
- 2006年9月15日
- ビジョン
- 良い仕事は良い精神から。良い精神は良い環境から。
- 株式公開
- 検討中
- 採用計画
- ●2012年度新卒採用 1名
●2013年度新卒採用 1名
●2012年度中途採用 1名
- 企業キャッチ
- エンターテイメントを通じて社会の未来に夢と希望を与える


- 1967年北海道生まれ。高校を卒業後、三菱ガス化学に入社。働きながら独学でコンピューター・グラフィクスを勉強し、1994年ゲームメーカーに転職。ゲームソフト開発会社の取締役を経て、2006年NAC(ナック)を設立し、社長に就任。


株式会社NAC:対馬 健司 代表取締役社長「CGへの情熱が、高品質の作品を生む」
株式会社NACは、コンピューター・グラフィック(CG)を使った映像制作を幅広く手がけるクリエーター集団。2010年版『注目企業50』の取材から1年が経ち、どんな変化や成長があったのだろうか。昨年6月に引っ越したばかりの新オフィスで、対馬健司社長にお話を伺った。
―この1年で、 事業内容の変化は?
- 対馬:
- コンピューター・ゲームの受注制作は創業以来続けている当社の柱で、昨年も多くのタイトルを手がけました。
最近手がけるようになったパチンコ遊技機のデジタル映像や、大手ゼネコンの安全教育ビデオなども順調に受注が増えています。特に安全教育ビデオでは好評をいただき、来年度以降の分も依頼を受けている状況です。
安全教育ビデオであつかうのは、高所からの落下事故や感電・爆発事故などの危険なシーンが多く、生身の人間では演じられません。そういうシーンもCGなら安全に映像化することができます。しかもCGは実際の人間ほど生々しくなく、適度なリアルさで描けるというメリットもあります。CGの特長を最大限に活かせる分野であり、これからもニーズが増えると見込んでいます。
オリジナルの映画やアニメなども作っていきたいですが、これはまだ準備段階です。ノウハウをもっと蓄積するとともに資金調達をするのが、今後の課題ですね。
今年度の新しい実績としては、SNSゲーム(ソーシャルゲーム)への参入があります。当社が企画とCG制作を担当し、プログラムを協力会社に依頼する形で何本か制作発表予定です。これまではメーカーからの受注制作ばかりでしたが、発注する立場にも積極的に挑戦して、NACというブランドをCG業界以外にも打ち出していきたいと考えています。
―御社の一番の強みは?
- 対馬:
- “作品のクオリティーの高さ”と“信頼できるスタッフたち”です。
作品のクオリティーに関しては、値段以上のものを提供する自信があります。当社にはキャラクターが得意な人、背景が得意な人、写実が得意な人、デフォルメが得意な人など、さまざまな個性を持ったクリエーターが揃っているため、どんな要望も形にすることができます。さらに、それぞれが得意分野で思う存分に力を発揮し、足りない部分はお互いに補いあうという理想的なチームワークができていることも、高品質化を実現する基盤になっています。
高品質の作品は、クリエーターたちのやる気があって初めて実現するものです。私自身も含めスタッフ全員がベースに「CGが好き」という純粋な気持ちを持っているので、とことんまでやりたいし、やってしまうのです。そのこだわりがあるからこそ、お客様の期待以上のものが作れるのだと自負しています。
―スタッフのやる気を育てる秘訣は?
- 対馬:
- 秘訣というほど立派なことは、何もしていないですが。もともとこの仕事が好きで入ってきたスタッフたちですから、やりがいのある仕事を与えることが一番ではないでしょうか。営業は8割が私の役目なので、スタッフがやりがいを感じられる仕事をとってくるよう頑張っています。
それ以外には、働きやすい環境を整えることと、スタッフの自主性を尊重することを気をつけています。
―対馬社長が考える働きやすい環境とは?
- 対馬:
- 働く環境には、オフィスの居心地のよさと、人間関係の居心地のよさがあると思います。昨年6月にこの新オフィスに引っ越して、今まで以上に働きやすい環境が整いました。作業スペースが広くなり、私と役員専用の部屋ができ、大会議室やスタッフ同士が打ち合わせするスペースも確保できています。
ちなみに、オープンエリアにはビリヤードの遊技台を置いて、気分転換にプレーできるようになっています。これは「ビリヤード台のある会社で働くのが夢だった」というスタッフの希望を採用し、有志でお金を出しあって買ったもの。仕事が一段落した週末などには、みんなで試合をすることもあります。イベントを通して社員がコミュニケーションを取れればと思っています。
人間関係の面では社員全員の情報共有を密にして、仲間意識がもてるようにしています。社内はひとつのネットワークでk~がっており、そこでは仕事の話だけでなく雑談もしていいことになっています。自由な情報交換の中で、自分との意外な共通点を発見したり、新しい刺激を受けたり。CGクリエーターは単独での作業が多いですが、そうやってお互いを知っていくことで人間関係も円滑になります。
―スタッフの自主性を尊重するために、対馬社長が実践していることは?
- 対馬:
- 社長である私があれこれ口出ししないことに限るのでは(笑)。お客様とのやりとりや具体的な仕事の内容は、現場にいるスタッフが一番よく分かっています。私が中途半端に口出ししても現場は混乱するだけ。私自身、通りがかりの上司にダメ出しされて、ひどく仕事がやりにくかった経験があるので、それだけはするまいと心がけています。私は私がやるべき事をやるのみです。現場がやるべき仕事は信頼するスタッフがきちんとやってくれます。
また、オフィスを移転して気分がリフレッシュしたことで、社員たちの士気も今まで以上に上がったと感じます。先日の東日本大震災の際も、しばらく自宅作業で様子をみようということで自由出社にしたのですが、何人ものスタッフが当然のように出社してくるのです。「電車が動いていたから」といって。社員たちの中にある仕事に対する愛情と情熱を再確認する出来事でした。
―CG業界で働くうえで大事なこととは?
- 対馬:
- 何をおいても「CGが好き」であること。CGは毎日コツコツと作業を重ねていく地味な仕事です。それに、たいして高給取りでもありません。だから、好きでないと絶対に続きません。
私自身、中学生のときに親にパソコンを買ってもらって以来CGの魅力に取りつかれた一人で、CGが好きだという気持ちだけでここまで走ってきた気がします。以前勤めていたCG会社で5年間一度も休みをとったことがなく、上司から「どうして休まないの?」と不思議がられたくらい。この仕事が好きだから、「休む」という発想そのものがなかった……(笑)。そのくらい好きだったら、この業界を勧めます。きっと楽しく働けると思いますよ。
また、人間のイマジネーションを具現化するCGは、作り手が違えば内容も違ってくる“正解のない仕事”でもあります。そういう意味で、いかにお客様のニーズを的確にとらえるかが大事になってきます。だから、人の意見に素直に耳を傾け、ポジティブに考えられる人が向いているのではないでしょうか。そういう人は職場の和も大切にでき、お互いを補いあって、よりよい作品を生みだすことができると思います。
―最後に今後の目標を。
- 対馬:
- 今、日本は震災の打撃で厳しい状況ですが、私たちが疲弊して落ち込んでもしょうがない。私たちは私たちのできることを精一杯やって、世の中の役に立てたらと思います。日本が元気になるようなことをCGを通してやっていきたいですね。














